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2021年9月から制作を始めた版画小説【老人と海】が、最終頁に辿り着きました。今後は、この版画を本に印刷する作業が控えていますが、この版画制作は終了です。表紙を含めて言葉の頁を50頁、見開きの絵の場面を4頁、制作しました。

『かれは年をとっていた。・・・・・・・・・・。老人はライオンの夢を見ていた。』

始まりの言葉から、終わりの言葉まで、版画制作に4年の時間を費やしました。
この4年間は私にとって、コロナ禍があり、能登半島の地震がありました。コロナ禍がなければ、この作品を制作しませんでした。能登半島の地震から、この作品の重要な場面の着想を得ました。災禍に満ちる世界ですが、それでも、私は作る。