
「胸いっぱいの愛を」(Whole Lotta Love)は、レッド・ツェッペリンの曲ですが、私の場合は『箱いっぱいの木屑』です。 この一年間で彫った木屑が箱いっぱいに溜まりました。私は木を彫って作品を制作しはじめて以来の・・・・[続きを読む]
西藤博之公式サイト
「胸いっぱいの愛を」(Whole Lotta Love)は、レッド・ツェッペリンの曲ですが、私の場合は『箱いっぱいの木屑』です。 この一年間で彫った木屑が箱いっぱいに溜まりました。私は木を彫って作品を制作しはじめて以来の・・・・[続きを読む]
富山市のPEPINというイタリアンレストランでシルクスクリーンのワークショップが開催されました。 私は、お店の友人として、このワークショップに原画を提供しました。提供したのは版画で、版画の制作モチーフはボブ・ディランです・・・・[続きを読む]
彫刻には影ができます。 立体ですから光があたると影ができて当然ですが、版画などの平面作品もつくる私としては、制作途中の彫刻に影ができることに気が付くと、思わず彫る手が止まります。平面作品は絵空事という言葉がある程に、架空・・・・[続きを読む]
水上勉。「九つから禅宗寺院の庫裡でくらして、何を得したかと問われれば、先ず精進料理をおぼえたことだろう」、小説家のわが精進十二ヶ月。私も料理をします。私は禅宗寺院でくらした経験はないので、我流雑食の自炊と制作の十二ヶ月で・・・・[続きを読む]
鬼とは何であるか? この命題で私が読んで印象に残った本で、近藤善博、馬場あき子、大和岩雄の各著書が手元にあります。私が経験したロックミュージックとその風俗の視点から、現代の鬼の姿を考察してみたい。これが私の近年の制作主題・・・・[続きを読む]
彼らは、ふりかえり、ほんの今まで自分たち二人の住処の地であった楽園の東あたりをじっと見つめた。 彼らの目からはおのずから涙があふれ落ちた。 しかし、すぐにそれを拭った。 世界が、そうだ、安住の地を求め選ぶべき世界が、今や・・・・[続きを読む]
ローリング・ストーンズ50周年の『GRRR!』を通して聴いて、ポルシェ911の変遷を連想しました。 初期は軽量スポーツカーで生産された911が、世界屈指の高級スーパーカーへ発展する。ストーンズの初期はナローポルシェの時代・・・・[続きを読む]
森岡正博。2007年アメリカのバージニア工科大学で起きた銃乱射事件の小さな情景を題する哲学者による考察。32人を射殺したあと、乱射した学生は自殺した。大学構内には犠牲者追悼の32個の石が置かれた。いつしか33個めの石が、・・・・[続きを読む]
ロアルド・ダール(開高健=訳)。この短編集のなかに『誕生と破局』という題の一編がある。1889年4月20日、オーストリアとドイツの国境の町で一人の男の子が誕生した。父親の三度目の妻は、子供を三度亡くしていた。四度目の赤ち・・・・[続きを読む]
ジャン・ジオノ作、フレデリック・バック絵、(寺岡襄=訳)。私は活字中毒の人間です。夜、枕に頭を落とすとき、本を開かずに寝られません。この絵本は私の枕元に毎晩あります。この絵本を開く夜は、その日が私にとってよい一日と感じら・・・・[続きを読む]