山の人生

Posted 2013-07-13

山の人生柳田国男。このblog本棚には、私が一読二読し更に再読して、ふとした機会に思い出す一文がある本を並べている。例えば、バーチャルリアリティ=仮想現実という言葉を聞くと、私はこの本の一文を思い出す。「我々が空想で描いて見る世界よりも、隠れた現実の方が遥かに物深い」。なぜ、その現実は隠れたのか、隠されたのか。昔の話ではない。現在も我々は、なにを隠しているのか、なにを隠そうとしているのか。隠れた、隠したものの総称を<鬼>と呼んだのか。「これは日本文化史の未解決の問題なること」であろうか。