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ないたあかおに

投稿日 2011-08-26 Tagged As: | Categories: Blog, 本棚

はまだひろすけ:さく。あかおには、まいにち、ひとりで、おもっていました。「わたしは、おににうまれたが、にんげんたちと、なかよく、くらしていきたいな」。しかし、ごかいされ、さべつされ、あかおにのきもちは、つたわりません。そ・・・・[続きを読む]


王様はロックンローラー

投稿日 2011-08-19 Tagged As: | Categories: Blog, 本棚

フォルカー・クリーゲル(恭子&ヴォルフガング・シュレヒト訳)。王様は世界中のなによりもロックンロールが好きだった。しかし、王様はリズムの取り方が下手くそだった。王様は、高い身分ではあったけれど、自分に対しては謙虚で、ロッ・・・・[続きを読む]


IT’S ONLY ROCK’N’ ROLL

投稿日 2011-08-12 Tagged As: | Categories: Blog, 版画制作室

京都の三十三間堂に入ると、最初に雷神がいます。長い長いお堂の最後に風神がいます。この遠く離れた二つの鬼神を一つの版画のなかに収めると、何が起こるのかと新作に着手しました。風神と雷神が近付くと、もくもくと入道雲が立ちあがり・・・・[続きを読む]


鬼は、ROCKである。

投稿日 2011-08-05 Tagged As: | Categories: Blog, 版画制作室

私の版画制作室に、鬼が発生しました。それも単体ではなく群生しはじめたようです。以前から仏像の殿堂へ足を運ぶ度に、天部の足元にうずくまる鬼や、五重塔の五層四隅で屋根の重みに耐える鬼たちの存在は気になっていました。今度、「風・・・・[続きを読む]


火を熾す

投稿日 2011-07-29 Tagged As: | Categories: Blog, 本棚

ジャック・ロンドン(柴田元幸=訳)。九つの短編を収める一冊。なかでも私が心を打たれるのは「メキシコ人」と題する一編。ボクシングのリングとメキシコ革命が並行して描かれる小説。リングで殴られることも革命で立ち上がることも、痛・・・・[続きを読む]


笛吹川

投稿日 2011-07-22 Tagged As: | Categories: Blog, 本棚

深沢七郎。異様な作品である。武田信玄が治めていた時代、領地の笛吹橋の袂に生きる一家族の興亡を描く小説。現実というのは愛想もない過酷で非情な世界だが、現実を題材とする作品世界は言葉によって物語化される。物語化した時点で現実・・・・[続きを読む]


LIVE ! LIVE ! LIVE !

投稿日 2011-07-15 Tagged As: | Categories: Blog, 版画制作室

私の作品制作の原動力となっているのは、Rock Concertの体験です。私も多くのRock Concertの観客の一人でした。数ヶ月前にチケットを買い当日を待ってゲートをくぐりました。スタジアム、野外、ホール、ライヴハ・・・・[続きを読む]


大仏にブルースを

投稿日 2011-07-08 Tagged As: | Categories: Blog, 版画制作室

盧舎那仏(るしゃなぶつ)は大仏の正式名称です。東大寺が有名ですが、私の作品の題材は唐招提寺の盧舎那仏から得ました。東大寺より小振りな唐招提寺の大仏です。私は何度も見るうちに、中空に大仏が浮かぶ、千年前の制作意図を感じまし・・・・[続きを読む]


1984年

投稿日 2011-07-01 Tagged As: | Categories: Blog, 本棚

ジョージ・オーウェル(高橋和久=訳)。2009年に再刊された20世紀文学の問題作。原本は1949年に発表された著者の遺作。”1984年” を近未来と設定する非ユートピア小説。この小説がなぜ新たな翻・・・・[続きを読む]


33回転の宇宙

投稿日 2011-06-24 Tagged As: | Categories: Blog, 版画制作室

昔、音楽は直径30cmのLPレコードに収録されて、世界の隅々に届きました。この円盤が1分間に約33回の速度で回転すると、そこに音楽が鳴りました。私も、世界の片隅で33回転の音楽を、全身に浴びた一人です。宇宙のように広大な・・・・[続きを読む]