
「酒は呑め呑め、呑むならば、器をつくれ!」。これが鬼の掟です。 桜咲く季節を迎えました。今年も個展の準備です。去年の個展に引き続き、木彫りの酒器を展示及び画廊内の酒盛りに使用する予定です。個展の詳細については後日ご案内し・・・・[続きを読む]
西藤博之公式サイト
「酒は呑め呑め、呑むならば、器をつくれ!」。これが鬼の掟です。 桜咲く季節を迎えました。今年も個展の準備です。去年の個展に引き続き、木彫りの酒器を展示及び画廊内の酒盛りに使用する予定です。個展の詳細については後日ご案内し・・・・[続きを読む]
私の版画制作室の新しい道具を紹介します。電動の鑿と電熱の焼印です。木版画の制作ではなく木彫刻の制作で使う道具です。大好きなジミ・ヘンドリックスの最後のアルバムタイトルを借りて、2014年の私のアトリエをエレクトリック・ウ・・・・[続きを読む]
この画像は、2013年12月、テレビ収録のために久し振りに帰宅した私のギターと新作版木との2ショットの図です。このギターについてはblog『Gibson-J30と私と版画』に書きました。久し振りに手元に戻ったギターからは・・・・[続きを読む]
「私たちの祖先が、つたない線で、洞窟の壁に馬を描いたのは、その実用性の讃美だったとは考えがたい。古代人たちは、まだ言語をもたなかった時代から、馬に夢を託し、憧れを抱きつづけてきたのだ。それは、なぜか?馬が美しかったからで・・・・[続きを読む]
木版画について、彫りは5年、刷りは10年という言葉がありますが、はじめて版画でお金をいただいてから15年を経た私の現在を記します。銀塩の写真フィルムの現像からヒントを得て、ピンボケまたはブレを木版画で表現しようと実験中で・・・・[続きを読む]
むかしむかし、あるところに、おもしろいことが大好きな鬼がおりました。あるとき、鬼は人里ちかくで白いひもを拾いました。これは人間たちがイヤホンといっているひもだな。アップルとやらにつなげると音楽が聞こえるらしいよ。アップル・・・・[続きを読む]
空っぽの箱の底に、十本の彫刻刀があります。この箱が木屑で満杯になったとき、次の個展を開くことでしょう。 9回目の個展が終わって1ヶ月経ちました。この1ヶ月はツンドク本を片っ端から読み倒しつつ、個展の精神的な後片付けで過ぎ・・・・[続きを読む]
「胸いっぱいの愛を」(Whole Lotta Love)は、レッド・ツェッペリンの曲ですが、私の場合は『箱いっぱいの木屑』です。 この一年間で彫った木屑が箱いっぱいに溜まりました。私は木を彫って作品を制作しはじめて以来の・・・・[続きを読む]
彫刻には影ができます。 立体ですから光があたると影ができて当然ですが、版画などの平面作品もつくる私としては、制作途中の彫刻に影ができることに気が付くと、思わず彫る手が止まります。平面作品は絵空事という言葉がある程に、架空・・・・[続きを読む]
彼らは、ふりかえり、ほんの今まで自分たち二人の住処の地であった楽園の東あたりをじっと見つめた。 彼らの目からはおのずから涙があふれ落ちた。 しかし、すぐにそれを拭った。 世界が、そうだ、安住の地を求め選ぶべき世界が、今や・・・・[続きを読む]