楽し過ぎたるは創作に非ず

Posted 2021-10-10

2021年の9月から10月にかけて3回開催した【西藤博之の木版画の墨刷りワークショップ】は、無事に終了しました。ご参加の皆さま、ありがとうございました。終わってみれば、僕が楽しんだ企画になりました。

ワークショップは楽し過ぎました。眼の前にお客さまがいて、版画を刷るリアクションがダイレクトに感じられる経験は、普段は制作室に籠る僕には、楽し過ぎました。重ねて、ご参加の皆さま、ありがとうございました。

今回の経験から、『楽し過ぎたるは創作に非ず』と思い至りました。僕は、制作室の創作現場に戻ります。創作には、ある種の厳しさが必要です。タイトルマッチに臨むボクサーのジムワークのように、僕は版画の新作制作に取り組みます。