ガレキ大仏、片目開眼

Posted 2019-06-25

16回目の個展に展示する予定の作品を紹介します。
ことの起こりは、2018年10月に富山県高岡市の勝興寺のイベントで、2014年に制作した大仏の版画を4年振りに展示したことでした。4年振りに大仏版画を組み立てた僕は、この作品のやり残した部分に気が付きました。大仏版画は全66枚のパネルを組み立てます。残り34枚を作って全100枚のパネルで、この作品を完成したいと思いました。
残り34枚のパネルは、カラフルなガレキです。ガレキは抽象画です。大仏の具象画とガレキの抽象画が同じ平面で衝突して共鳴します。不協和音が響くか、美しいコードを奏でるか、展示するまでわかりません。